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デジカメで上手に写真を撮影するテクニック

夜景を美しく撮影する5つのコツ

夜景を美しく撮影する5つのコツ
パリの夜景
©nam.ing /pashadelic 2.5秒 f4.5 ISO100
@Pashadelic




冬は空気が乾燥するので、急にパチッとくる静電気やお肌に乾燥が起きる悩ましい季節です。
が、遠景のモヤモヤの原因となる空気中の水分も、空気の乾燥のおかげで少なくなるので、
遠くの景色がはっきりシャープに見えます。
ということで、遠くの星や夜景の小さな灯りも、シャープに写ります。

はっきりシャープな写真は、見ていて気持ちいいものです。
そんなシャープで綺麗な夜景写真を撮影するコツをご紹介します。

カメラはしっかり固定し、手振れ補正をオフにする

まずは、カメラをしっかりと固定してブレを防ぎましょう。
三脚は必須です。持ち運びにはできるだけ軽い三脚のほうが楽ですが、お使いのカメラとレンズを組み合わせた重さよりも重い三脚を選びましょう。
その理由は、カメラが重いと頭でっかち状態になり、三脚に固定しているにもかかわらず、バランスが悪くブレやすくなってしまったり、倒れやすくなってしまうからです。
三脚にカメラをしっかり固定したら、手振れ補正機能はオフにしましょう。カメラを固定し、さらに手振れ補正機能をオンにしていると、補正の機構が固定されず、中で手ぶれ補正機構が勝手にふらつく場合があるようです。手振れ補正機能をオフにして固定するようにしましょう。

リモコンやケーブルレリーズなどカメラアクセサリーを活用

横浜の夜景
©takuya.igarashi /pashadelic 15秒 11 ISO 64
@Pashadelic




三脚にカメラを固定したら、カメラに触れないでシャッターが切れる、リモコンやケーブルレリーズなどを使いましょう。
シャッターボタンの操作をする際にカメラに触れると、カメラが動いてしまう可能性が高くブレが起きますので、カメラに触れないでシャッター操作をできるカメラアクセサリーを使うのがオススメです。
特に、スローシャッターで光の流れを活かしたような夜景写真を撮影するときは、シャッターボタンを押しっぱなしにしなくてはなりません(バルブ撮影)から、リモート操作ができるカメラアクセサリーは必須です。

カメラアクセサリーをお持ちでないときは、セルフタイマーを使って撮影すると、シャッターが切れる瞬間にカメラに触れないで撮影できますので、ブレの可能性を軽減できます。
ただし、バルブの時は、自分でシャッターの開閉時間をコントロールしなければなりませんので、この技は使えません。

絞りは8~11くらいが目安

鳥居と星空
© three-nine /pashadelic 15秒 f2.8 ISO3200
@Pashadelic




絞りは、絞れば絞るほどピントの奥行きが深くなります。ですが、絞り込みすぎると、回析現象という光のフチや境界線が光の拡散でボヤッとしてしまい、シャープに見えない現象が出てしまうレンズがあります。特に夜景の光のような強い点光源は、その影響を受けやすく、街灯やネオンの周囲がぼんやりとする場合がありますので、絞りは8~11くらいまでにとどめておきましょう。

明るく写りすぎる夜景は、「マイナス補正」にする

明るく写りすぎる夜景
©shin.yamaguchi /pashadelic 30秒 f13.0 ISO 3200
@Pashadelic




初心者の方はまず、絞り優先オートやプログラムオートで撮影してみましょう。露出を補正していない状態ですと、ちょっと明るすぎるくらいに写ると思います。暗い夜空の面積が多ければ多いほど、オートでは明るく写ります。それは、カメラが暗いところを明るく写そうとしてくれるサービス精神?旺盛だからです。暗い部分が必要以上に明るくなると、明るい部分はさらに明るくなり、照明で照らされた部分が真っ白に飛んでしまい、細かい形や色がなくなってしまいます。
明かりの色合いや照明の当たっている部分が白くなって色や形を失っていないかをしっかりチェックし、夜景全体が明るく写りすぎる場合は、露出補正でマイナス側に補正して撮り直してみましょう。

ホワイトバランスを設定しよう!

ライトアップされた東京駅
©f.hashimoto/pashadelic 1/15 f5.0 ISO3200
@Pashadelic




ホワイトバランスをオートホワイトバランスにしていると、カメラが勝手に色味の補正をしてしまいますので、見た目の印象と異なる写真に仕上がる場合があります。
見た目に近い色合いで夜景を表現したい場合は、ホワイトバランスを太陽光モードに設定しましょう。そうすることで、明かり本来が持っている色が再現されます。そこを基準に、さらに暖かみを感じる色の赤みを加えたい時には曇りや日陰モードに。クールなイメージの青みにしたい時には電球モードに。冒頭にある一枚目の作例写真のように、不思議なピンクの色味を表現したい時は蛍光灯モードに設定してみましょう。
先ほどの項目でも触れましたが、明るすぎない露出で撮影した方が、色合いは濃く出ますので露出を調整しながら、思い通りの色合いになるように撮影しましょう。

日没直後の東京
©kokoro.yamamoto/pashadelic 1.6秒 f3.5 ISO100
@Pashadelic




夜景は、空が真っ暗になるまで待つ必要はありません。日没直後の空が明るいうちの方が、ビルの形や街の情景がしっかり分かります。そうすると、作例のように空の色がバランスよく表現され、明かりも点々と付いているような夕景と夜景の良いとこどりをしたような写真が撮影できます。

明かりと背景の明暗差が少しでもあって、人工の光が目立つ状態であれば、夜景の雰囲気が表現できます。時間が経つにしたがって空の明るさが次第に暗くなっていく時間帯の夜景撮影は、一瞬一瞬が勝負です。

背景の色合いや明るさがイメージ通りになるように、シャッタースピードや、露出補正をうまく調整しながら、自分にしか写せない一枚を狙ってみましょう!


【執筆者 川上博司(かわかみ ひろし)】

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