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デジカメで上手に写真を撮影するテクニック

どのカメラを購入するか悩んでいるあなたへ

覚えておきたい写真撮影の基本(①光編)

私が尊敬してやまない写真家、
アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真は、
決して綺麗な写真というわけではありません。
フィルム写真ということもありますが、粒子が荒かったり、ピントが甘かったり。

“良い写真”の定義は無いので、
どの写真にも言えることですが、ブレッソンの写真を見て
「何がいいのかわからない」「プリントが綺麗ではない」という人もいます。

建物の前で立っている男性


では、果たして色が綺麗な写真が良い写真なのでしょうか?
ピントが合っていれば良い写真なのでしょうか?

私がそんなことを考えるようになったのは、「どのカメラがオススメ?」「どのレンズを買えばいいの?」と聞かれることが多くなったからです。

それらは「何を撮るか」「どんな写真が好きか」で大きく変わってしまいます。以前「FUJIFILM X-T1」を愛機としてご紹介しましたが、それは私がストリートスナップをメインに撮影しているため。

海を眺める男女


プロのカメラマンに写真を見せれば、「いい写真撮るね」と言う人も「フルサイズで撮ればもっといいのに」と言う人もいます。
私はフルサイズの一眼レフを持っていないわけではありません。もちろん、フルサイズでレンズも数本鞄に詰めて街歩きをしていた頃もありました。
ですが、それだとカメラの重さで体力を奪われ、途中から撮影する元気が無くなってしまうのです。「そんなのは気合いで乗り超えろ」と言われてしまえばそれまでですが、スナップ写真で大切なことは、ブレッソンで言うところの“決定的瞬間”を逃さないことだと思っています。その為にはアンテナを張り続けること、一瞬に集中すること。

犬に引っ張られている女の子


私の場合、重いカメラやレンズを持つことで、アンテナがへし折れ、高画質の写真と引き換えに決定的瞬間を逃してしまいます。私にとってその「フルサイズで撮ればもっといいのに」の一枚は、コンパクトなカメラだからこそ撮れた一枚なのです。

つまり何が言いたいのかというと、自分にとっての「良いカメラ」はカメラマンが薦めるカメラでは無く、自分の価値観に合ったカメラだということ。求めているイメージによっては、フルサイズカメラが良いこともありますし、私のように軽さを重視した方が良いこともあります。 カメラマンやお店の方にオススメを尋ねるときは、好きな写真を持っていくとイメージを伝えやすいかもしれませんね。

白黒で撮られた街並み


【執筆者 maaya(まあや)】

[All Photo by Maaya]
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