野鳥写真家  戸塚 学さんが語る 「MyBook」で作る野鳥写真集 せっかく撮りためた野鳥写真、パソコンに眠っていませんか? 傑作を自分ならではの野鳥写真集にまとめて、野鳥を再び外に出してあげてみてはいかがでしょうか。人気野鳥写真家の戸塚 学さんに、野鳥写真集作りのコツをお聞きしました。
MyBookとは?
MyBook(マイブック)は、デジカメ写真をダウンロード無料の専用ソフトを使用して、
「オリジナル写真集(フォトブック)」が、誰でも、1冊から簡単に作成できるサービスです。
戸塚 学(とつか がく) 1966年愛知県生まれ。20歳でアカゲラを偶然撮影できたことから、野鳥の撮影にのめり込み1998年にフリーの写真家となる。現在は野鳥にとどまらず、生き物を含めた環境の撮影を進行中。作品は雑誌、機関紙、書籍、カレンダー、コマーシャルなどに多数発表。日本野鳥の会会員、西三河野鳥の会会員、NPO法人希少生物研究会会員
公式サイト:Happy Bird's Day

野鳥写真は写真集にすればもっと活きる

ここ数年、野鳥を撮る方が増えてきましたね。野鳥撮影には、いろいろな鳥の写真がコレクションとして増えていく楽しさがあります。ただ、せっかくあこがれの鳥が撮れても、パソコンで確認するだけの方も多いようです。

最近は1冊から簡単に本が作れますから、撮りためた写真は写真集(フォトブック)にまとめることをお勧めしたいですね。

ハンドブックのような小さいサイズから作れるので、持ち歩くときも便利ですよ。フォトブックにしておけば、傑作をハードディスクに眠らせることもありません。

野鳥撮影は簡単にはじめられますが、ある程度続けると写真自体の善し悪しも見えてきます。それを写真集にすると、さらにこの場所でこういうカットが撮りたいというイメージが湧いて、次の観察のモチベーションにもなりますし、写真の腕も上がりますよ。

POINT
・傑作はハードディスクに眠らせず、写真集にまとめて持ち歩くのがお勧め
・写真集にすることを前提に考えると、撮りたいイメージが湧いて写真もうまくなる

MyBookウェブサイトはこちら

戸塚学さんの画像

カメラとフォトブックの画像

戸塚さんがMyBookで作成した写真集。MyBookなら1冊から簡単に作成できる

MyBookなら野鳥写真集も作りやすい

フォトブックを見ている戸塚学さんの画像

POINT
・MyBookEditorはパソコンが苦手でも簡単に操作できる
・しっかり撮った傑作は大きめサイズ、旅行記はハンディサイズなどテーマに合わせた使い分けが便利

MyBookの製本・印刷クオリティ

僕が「野鳥と四季」をテーマに「MyBook」で1冊にまとめたのが、「野鳥」と名付けたこの本です。

じつは僕、パソコンがすごく苦手なので、最初は写真集の作成ソフト「MyBookEditor」がうまく使いこなせるか不安でした。

しかし、一度操作してみると思った以上に簡単でした。背景の色を自由に選べるし、「ボックス」機能を使えば、選んだ写真をはめ込むだけでいい。位置や大きさもマウスで簡単に変えられます。「仕上がり確認」という機能を何度か行いながら作っていくと、とてもわかりやすいですよ。

このMyBookは、ハードカバーの「260S」サイズで作成しました。やはりしっかり撮ってある作品なら大きめのサイズの方が映えますね。

あちこちに撮影旅行に行かれる方なら、鳥の写真に旅先の食事なども入れたハンディサイズの旅行記フォトブックを作っても楽しいでしょうね。家族にも鳥の写真を披露しやすくなると思います。用途によって選べる、このサイズの豊富さもMyBookの魅力です。

フォトブックの編集画面

戸塚さんが「思ったより簡単だった」というMyBookEditorの画面

フォトブックの画像

作成したMyBook「野鳥」はハードカバーの「260S」サイズ

野鳥写真を写真集にまとめるときのコツ

MyBookを作るときは、まずページ数の倍の枚数の写真を用意してください。これを細かいレイアウトを考えずに1ページに1枚を並べてみます。

全体の構成は強弱を意識して構成すると見ていて飽きないものができますよ。まずは表紙を決め、序盤、中盤、終盤と3カ所ぐらいにキメのカットを配置して、メリハリをつけてみてください。

たとえば、カワセミや猛禽類の写真は、ついつい力任せなカットが多くなりがちですが、そればかりだと見る方が疲れてしまいます。とまって羽を休めているカットや、広角で引いたカットも入れてみましょう。

また、一見メインの野鳥とは違うカットも現場で撮っておくと便利です。逆光に光る川辺、夕日に照らされている草のシルエットなど、風景や花などの四季の情景を入れると作品の深みも増しますよ。

あとは、気に入っているプロの写真集を参考にしてみましょう。どうしてこういう構成になっているんだろうと考えながら見ると、気がつくこともたくさんあります。

昔は自費出版だと大金がかかりましたが、数冊単位で安くできるのは本当に便利ですね。MyBookEditorでの編集は無料ですし、誰に急かされるものでもないので、時間をかけてゆっくり作ってみてください。遊び心をもって作っていくと、野鳥写真集作りはとても楽しいですよ。

POINT
・キメのカットを序盤、中盤、終盤と3カ所ぐらいに配置してメリハリをつける
・野鳥とは直接関係のない現場のカットも撮っておくと、まとめるときに便利
・自分の好きな写真集がいい参考になる

「プロの写真家が勧めるMyBook」ほかの記事を読む

撮影している戸塚学さん

撮影している戸塚学さん

野鳥の画像

いわゆるキメのカットは序盤、中盤、終盤と3カ所ぐらいに配置

花の画像

草花なども四季とからめて撮影しておくと作品の深みも増す

MyBookの種類と価格

「MyBook」のフォトブックは、サイズやページ数、ハード・ソフトカバーなどから、自分好みの1冊が選べます。

詳しくはこちら

フォトブックの画像

編集は無料で試せます 「MyBook Editor」のダウンロード

思い通りの写真集が、簡単に楽しく作れる編集ソフト「MyBookEditor」は、無料でお試しいただけます。

詳しくはこちら

フォトブックの編集画面