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デジカメで上手に写真を撮影するテクニック

失敗は上達のチャンス!よくある「困った失敗例」から学ぶ撮影術

よくある「困った失敗例」から学ぶ撮影術

「液晶で見たときは気にならなかったのに、
後日パソコンで見たらピントが合っていなかった。」
「手ブレ機能付きのカメラなのに、よくブレてしまう。」
「シャッターが押せないときがある。」

こんな経験のある人も多いのでは?
今回は、写真を撮り始めると出てくる「よくある失敗例」を簡単にまとめてみました!

1)どうしてもブレちゃう…

ブレているコスモス


手ぶれの原因は、カメラの構え方とシャッタースピードにあります。
たとえ手ブレ補正機能がついているカメラでも、手でシャッターを切る場合はブレが発生するので、しっかりカメラを固定させましょう。
後の原因は、シャッタースピードが遅いことがほとんど。

一番手っ取り早い解決法は“ISO感度”を上げること。
ISO感度の数値は、設定画面から簡単に上げることができますが、この際あまり上げ過ぎると画面がザラついた、いわゆる“粗い”写真になってしまうので要注意! 撮影条件にもよりますが、ISO1600までを目安に撮影するのが安心です。

ブレを防ぐためには、“絞り値”を小さくするのも効果的。
ただ、絞り値を小さくすると、ピントを合わせた位置の前後がボケて写ります。特定の被写体を際立たせたいときはいいですが、画面の隅々までピントを合わせたい風景の撮影には向きません。

自分の撮りたいイメージに合わせて使い分けてみてくださいね。

2)合わせたいものにピントが合わない…

合わせたいところにピントが合っていない


カメラのファインダーを覗くと枠が見られると思いますが、カメラは“手前”の重なった枠からピントを合わせる仕組みになっています。
つまり、AF(オートフォーカス)の自動選択に設定されている場合、どこにピントを合わせるかはカメラが決めるということ!

イメージと違う写真になってしまった場合は、MF(マニュアルフォーカス)に変更して自分でピントを合わせる、もしくは、“絞り値の設定変更”“フォーカスロック”を覚えておくと便利です。

■絞り値の設定
全面にピントを合わせたい場合は“絞り値を大きく”
一点にピントを合わせたい場合は“絞り値を小さく”


■フォーカスロック
まず、AF(オートフォーカス)の任意選択に設定を変更しましょう。そして、ピントを合わせたい被写体を画面の中央にくるように動かし、シャッターボタンを半押しします。そこにピントを合わせたまま、撮りたい構図に戻してシャッターを切ってください。
このとき、カメラと被写体の距離は出来る限り変えないように注意!

■おまけの困った!「シャッターが切れなくなる…」
AFモードで撮影していると、たまにシャッターが切れなくなることがありませんか?
ピントに関連して、そんなよくある疑問にお答えします!

実は、AFモードは“ピントが合うと同時にシャッターが切れる”ようになっているんです。
暗いもの等、ピントが合わせづらい被写体を撮影していると「シャッターを切りたいのに切れない!」という現象が起こるというわけ。どこにピントを合わせたらいいのか、カメラが悩んでしまっているんですね。

そういう場合はMF(マニュアルフォーカス)に切り替えて、自分でピントを合わせてあげるとシャッターが切れるので、困ったときは試してみてくださいね。

AFやMFなど、ピントに関する詳しいお話はまた次回!

3)色を変えたいけど、ホワイトバランスがよくわからない…

火が灯されたキャンドル


良い写真は、構図やピントはもちろんですが、「色」もとても重要。
写真を撮りはじめたばかり、という人は「オートホワイトバランス」でもいいですが、慣れてきた人は自分で設定して理想に色に近付けてみましょう!

まずは、自分のカメラにどんなモードがあるかチェック。基本的なものだけ覚えておくと便利です。
※メーカーによって表示名が異なります。

■蛍光灯(白色)…青みがかった色
■晴天(太陽光)…基本のモード
■曇天(曇り)…赤みがかった色

もちろん、ニュートラルな色にすれば正しいというわけではありません。
上の写真のように、赤っぽい色にすることでキャンドルの暖かみを表現するのも1つの手法。逆に青っぽい色にすれば、クールで無機質な印象になりますよ。

被写体ごとに“自分のイメージに合わせてホワイトバランスを変更”できるようになれば、もう初心者は卒業!

たくさん撮影して、たくさん失敗することが上達への近道です。



【執筆者 maaya(まあや)】

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