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デジカメで上手に写真を撮影するテクニック

雰囲気のある写真の撮り方!背景をぼかすテクニック

背景がぼかされた写真

カメラが好きで色々撮っているのに、どれも漠然とした写真で印象の薄いものばかりになってしまう。
初心者の方の場合はそういうことがよくあります。

そんな時におすすめしたいのがぼかしのテクニックです。
これを駆使することによって写真の中の主題を明確に浮かび上がらせることができます。

一眼レフカメラで綺麗にぼける

ただし、このぼかすという表現方法はコンデジではその構造上、あまり用いることができません。ここはぜひとも一眼レフを使用したいところです。

一眼レフを使ってぼかしを入れる方法はいくつかあります。一番簡単なのはレンズについている絞りを開け、カメラの中に光を多く撮り込んで撮影する方法です。まずは、絞り優先モードに設定して、F1、F2と書かれたF値を限界まで小さくしてみてください。値が小さいほどぼかしの範囲は大きくなっていきます。

また、レンズは広角よりも望遠を使うことをおすすめします。望遠レンズはピントの合う範囲を示す被写界深度が浅いので背景がぼけやすいのです。ただし、望遠レンズは遠くを撮ることに優れ、近距離の物体を撮影するのは苦手なため、被写体から少し距離を置く必要があります。

さらに、被写体に対して斜め上から撮るより、カメラを水平に合わせた方が被写体と背景の距離大きくなり、それだけ大きなぼかしが期待できます。

ぼかしたいなら、被写体に近づこう

望遠レンズを使うと比較的ぼかしは簡単に作ることができますが、他のレンズで撮影する場合はなるべくカメラを被写体に近づけてください。そうするとカメラは手前の被写体にピントを合わせることになり、その分、背景とのピントが合わなくなります。

その結果、背景にはっきりとしたぼかしが形成されることになるのです。ただし、広角レンズの場合は被写界深度が深いため、この方法を用いてもなかなかぼかしを作ることはできません。

もし、花などの小さな物体を撮る場合はマイクロレンズを使うことをおすすめします。マイクロレンズは接写力に優れているために小さな物でもクリアな写真を撮ることができます。同時に、焦点距離が極めて小さく設定されているため、少ししか離れていない背景でも大きくぼけるというわけです。

しかも、マイクロレンズは撮影倍率も高く、小さなものでも大きく写すことができるため、より迫力のある写真を撮ることが可能です。

スマホでも工夫次第でぼかせる!

スマホカメラの性能の発展には目を見張るものがあります。いまや、コンデジの代用品として十分以上の存在感を発揮しています。しかし、残念ながら、ぼかしに関してはコンデジと同様で一眼レフの性能には遠く及びません。

それでも、スマホにはアプリという強力な武器があります。たとえハードの性能では追いつくことができなくても、ソフトの力によってそれをカバーすることができるのです。

例えば、ソーシャルサービス用に作られたInstagramというアプリには写真を加工する機能があり、範囲を指定しただけでその部分を人工的にぼかすことができます。逆に、BLURというアプリは最初から写真全体にぼかしが入った状態で表示されますので、ぼかしを入れたくない部分に指を使ってガラスの曇りを拭き取る要領で消していきます。

以上のように、その写真にあったアプリを探してインストールするだけで、より自然に近いぼかしを作りだすことができるのです。

まとめ

ぼかしはインパクトのある写真を撮るために必須の技術で、初心者が一歩ステップアップするために避けて通ることはできません。逆に、これをマスターすることによって表現の幅はぐっと広がります。

しかし、気をつけてほしいのはなんでもすべてぼかしを入れればよいというわけではないことです。覚え始めはつい新しい技術が使えることが嬉しく、例えば、料理写真などにもぼかしを入れたがる人がいます。しかし、これは逆効果です。

料理を単なる小道具としておしゃれな雰囲気の写真を撮りたいのであれば別にそれでもいいのですが、料理自体を紹介したいのであれば、見にくさが先に立って美味しさが伝わりにくいだけの写真になってしまいます。料理の美味しさを表現する場合は全体をシャープな写真にして見やすくするのが正解です。

このように、技術には使いどころというものがあるので、ぼかしをマスターした後にはそれをどこで使えば効果的かをよく考える必要があります。

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