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印象的な「夕日写真」を撮りたいときのアイディア4つ

印象的な「夕日写真」を
撮りたいときのアイディア4つ

太陽光

 

 

太陽の光
©pashadelic/masahiro.k 1/500秒 f7.1 ISO400




沈む夕日を見た感動を写真に撮ろうとしても、
構図全体のバランスがうまくいかないことが多いもの。

全体的に明るすぎたり、暗すぎたり、
強い太陽の光と暗い夕景部分の明るさの差が大きくて、
どっちつかずの写真になってしまったり……

そんな時は、構図や露出の設定を一工夫して印象的な写真に仕上げましょう。

1)波打ち際で、瞬間を切り取る「夕日写真」の撮り方

たとえばトップ写真は、夕日を入れて撮影した写真を、あえて太陽をカットしたトリミングをしたもの。水面に映りこんだ夕日の光とオレンジ色に染まった風景だけにすることで、情緒的な写真に仕上がります。
さらに印象的な写真に仕上げるために、常に変化し続ける波しぶきの形を、早いシャッタースピードで瞬間的に止めています。動く物の一瞬の変化を捉えるなら、ストロボを当てるのも効果的!ストロボは一瞬の光なので、ストロボが当たった瞬間の動きをピタッと止めて写真に焼き付けてくれます。

波は常に動いているので、ピントをマニュアルフォーカスにして、波の立つ辺りを狙って固定しましょう。カメラのオートフォーカスが迷ってシャッターがなかなか切れないとか、ピントが遠くに合ってしまって撮影チャンスを逃してしまうような失敗を防ぐことができます。

太陽の光

露出やホワイトバランスは、夕日の色合いを活かすために「マニュアル設定」に。撮影モードを「マニュアル(M)」にし、「シャッタースピード」と「絞り(F値)」、「ISO感度」を固定します。マニュアル設定と聞くと、難しそうに聞こえますが、そんなことはありません。

逆光など強い光が画面の中にある場合、露出設定をオートにしていると、強い光の位置によって、カメラが明るさを勝手に調整してしまう場合があります。撮影モードをマニュアルにすることで、極端に明るい部分が画面のどこに来ても、一定した明るさの写真を撮影できるようになります。

それでもあえて、マニュアルにしないで撮りたいという場合は、「露出補正」という写真の明るさを調整する機能を使いましょう。

撮影した写真が、思ったより明るかったり暗かったりした場合、+(プラス)側に調整してさらに明るくしたり、ー(マイナス)側に調整してさらに暗くしましょう。ホワイトバランスは、カメラが夕日の赤みを自動的に調整してしまわないように「太陽光」に固定します。

ストロボを使う場合は「調光補正」というストロボの強さを調整する機能で、マイナス1/2からマイナス1くらいにします。いかにも「ストロボを当てました!」という雰囲気を弱めることで、夕景との明るさをバランスよく撮影できます。

カメラをかまえる高さを変えてみよう!

同じ撮影ポイントでも、カメラをかまえる高さを変化させることで写真の印象が大きく変わります。

トップ写真のように、波と水面と水平線を凝縮した構図は、カメラを水面に近い位置で低く構えて作り出しています。

角度の変えられる液晶モニター付きのミラーレスカメラやライブビュー撮影のできる一眼レフなら、楽な姿勢でカメラだけを低い位置に構えて撮影することもできます。

ただし、波打ち際であまり低くカメラを構えると、カメラもろともずぶ濡れになってしまう危険もあるのでご注意を!

カメラの構え方を横だけでなく縦にしても、写真の印象が大きく変わりますので、新しい構図をいろいろと試してみましょう。

2)シルエットを活かして印象的な夕景写真を撮る

夕日
©Hiroshi Kawakami 1/250秒 f11 ISO100




夕日に向かって撮影するということは、強い逆光状態で撮影している状態と同じです。

いつもの逆光状態なら、画面全体が暗くならないように逆光補正(露出設定をプラスにする等)をしますが、夕景の場合はあえて逆光でできるシルエットを活かして撮影してみましょう。

まるで夕空に浮かんだ影絵のように、印象的な風景を撮影することができます。

このような撮影条件の場合は、そのままオートで撮影するか、露出補正をマイナス側に調整して撮影しています。
画面全体を暗めに補正すると、シルエットがさらに強調されると同時に、夕日の色あいがさらに濃く描写できます。

3)夕日写真が撮れない?!そんなときは「面白い形の雲」を探してみよう

夕日
©Hiroshi Kawakami 1/90秒 f 5.6 ISO 100




沈む夕日を撮ろうとカメラを構えていたのに、雲が多くて肝心の日没シーンが撮れない。

そんな日は、面白い形の雲を探して撮影してみましょう。

夕方の雲は、下から照らす真っ赤な太陽に染められて、とてもドラマチックな印象を与えてくれます。動物に見える雲や食べ物に見える雲など、面白い雲を探して撮影してみると、いつもとは違った夕方の写真が撮影できるかもしれません。

4)マジックアワーの空には、宇宙が見える

マジックアワー
©Hiroshi Kawakami 1/25秒 f3.5 ISO 800




夕日が沈んだからといって、夕景撮影はそれで終わりではありません。日没が夜の闇に変わるまでの時間は、『マジックアワー』と言って、空の色が深く魅力的に変化するフォトジェニックな時間帯です。

日没後の空は、赤やオレンジから濃紺へと、様々なグラデーションの変化を醸し出しながら星空へと変化していきます。

三脚にカメラを据えて、マニュアルフォーカスで遠くの景色にピントを固定して、空の色の変化を撮影してみましょう。 空の広がりや多くの色の変化を撮るなら、超広角レンズがオススメです。広い風景は、水平線が変に傾いていないかをしっかり確認して撮影しましょう。


■印象的な「夕日写真」を撮るテクニックまとめ
・シャッタースピード、絞り、感度はマニュアル設定でイメージ通りの写真に
・波などの動く被写体にはストロボを当ててみよう
・露出をマイナスにすると夕日の色が濃く写る
・太陽を入れない、雲の形に注目する、遠景で空を切り取るなど、いろいろな構図で撮ってみよう。


【執筆者 川上博司(かわかみ ひろし)】
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