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デジカメで上手に写真を撮影するテクニック

プロはココにこだわる!風景写真を綺麗に撮るコツ

綺麗な風景写真

素晴らしい自然の風景に出会ったとき、ぜひこの感動を何度でも味わいたい!
そう思ってカメラのファインダーをのぞく人は多いのではないでしょうか。
しかしなかなか思うように撮れず、家に帰って写真を見たらなんだか感動が半減・・・
なんてことにならないために、風景写真を撮るときのポイントを押さえておきましょう。

被写体にこだわる!

“風景”とひとくくりに言っても被写体となる対象物は様々にあり、何を撮るかによって必要なテクニックも変わってきます。空、虹、雲、山、樹木、花、雪、水、滝・・・静的なものから動的なものまで対象物は実に多彩です。場合によってはレンズを換えたり、設定を変えたりと被写体に合わせた撮影方法を選ぶことで一層魅力的な写真を撮ることができます。

また、被写体が明確になっていないと写真を見る側も何に注目すればよいのかわからず、テーマの薄い写真になりかねません。「空も山も全てキレイだから!」と欲張っては折角の感動もあちこちに散ってしまいます。

自分だけの思い出写真ならばそれでもいいかもしれませんが、自分の感じた感動を誰かに伝えたいのであれば、「何を」伝えたいのかをハッキリさせた方が見る人の心を動かす写真になるかもしれません。刻々と移ろいゆく自然の中から自分が「これだ!」と思う一瞬を探してみてはいかがでしょうか。

構図にこだわる!

風景写真で重要な要素となるのが構図です。自分の目で見た風景は奥行きのある立体的な風景ですが、写真ではそれを平面で表現しなければなりません。風景写真を際立たせる構図として代表的なものをご紹介します。

1.三分割法:縦横それぞれを均等に3分割し、その交点に主役となる被写体を置くという方法です。最近のデジタルカメラにはフレーミングガイドという格子状の表示ができる機能もあり、比較的簡単に取り組める方法です。

2.三角構図:画面の中央部に高さのあるものを配置し、そこから三角形に結べるものを探します。一般に三角構図は安定感や高さ、奥行きを表現するのに有効と言われています。

3.ローアングル/ハイアングル:被写体を撮る角度を変えることで、迫力を演出したり画面に広がりを出したりできます。

ここで紹介した以外にも無数の構図があり、何が正しいというのはありません。撮るものの状況や自分が表現したいことに合わせて様々な構図にチャレンジしてはいかがでしょう。

コントラストにこだわる!

コントラストとは、写真の中で一番明るい部分と暗い部分の明るさの差を言います。最近のデジタルカメラでは簡単な設定でコントラストの度合いを調整することができますし、一眼レフで絞り値やシャッター速度を変えていけば自分だけの演出も可能です。

例えば色鮮やかな紅葉を表現するのであれば、絞り値を大きくする、あるいはシャッター速度を速くして取り込む光の量を少なくすることが効果的です。レンズを通る光の量が少ないため、光のある部分がより強調される写真となります。

しかしコントラストを高くしすぎても色の階調が失われ、人工的な印象の写真にもなりかねません。適度なコントラストに抑えることも写真を魅力的にするテクニックの1つで、柔らかな自然な風景写真が撮れます。これもまた正解があるわけではないので、被写体によって適切なコントラストを選ぶことが重要なポイントとなります。

まとめ

二度は訪れない“その一瞬”を切り取り、感動を伝える風景写真。見たままの景色を見たままに表現できればそれが一番良いのですが、なかなかそうはいきません。そんなときに先に挙げた被写体、構図、コントラストといった要素が重要になってきます。

言葉だけを聞くと難しそうに思えてしまうかもしれませんが、慌てずに1つ1つポイントを押さえていけば今までとはちょっと違った写真が撮れるかもしれません。

しかしここで挙げたテクニックはほんの一例であり、また絶対的な“正解”というわけではありません。100人いれば100通りの写真の撮り方がありますし、同じ被写体でも撮る時期や時間によって撮り方は変わります。

あまりテクニックばかりに気を取られて折角の美しい自然を楽しめなくなっては勿体無いですから、なにより自分自身が楽しむ気持ち、そして「撮りたい!」という気持ちが大事かもしれませんね。

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