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デジカメで上手に写真を撮影するテクニック

デジタル一眼レフに最適なメモリーカードの選び方は?

デジタル一眼レフにメモリーカードを挿入している様子

データを保存することができるメモリーカードは、
パソコンや携帯電話、カメラなど、使用する機器によって、その種類が使い分けされています。

主にカメラなどで使用されているのが、容量が2GBまでしかないSDカードのほか、
SDHCカード、SDXCカードです。以下でそれぞれの特徴をご紹介します。

SDHCカードの特長とは

SDHCカードとは、正式の名を「SD High Capacity」と言い、4GB、8GB、16GB、32GBの容量を持つメモリーカードのことです。SDHC対応の機器はもちろんのこと、SDXC対応の機器にも使用することができますが、SD対応の機器では使用することはできません。

データの転送速度は、1秒につき、25MBとなっています。 フォーマットには、Windows 95からWindows7まで使用されていたディスク管理の形式である「FAT32」が使われていて、SDメモリーカードで使用されていた「FAT16」で、Windows NT、Windows 2000、Windows XP以外の場合に、一つのファイルにつき最大で2GBだった容量が、2倍の4GBまで作成可能となりました。

一般的なデジタル一眼レフによる撮影で、それほどの撮影回数がない場合には、SDHCカードの容量でも不足することはないでしょう。枚数的に不安がある場合には、SDHCを複数準備しておくことと安心であるほか、万が一、破損等のトラブルがあった場合の対応になることもあります。

SDXCカードの特長とは

SDXCカードとは、正式の名を「SD eXtended Capacity」と言い、64GB以上2TB以下の容量を持つメモリーカードのことです。SDXCカードは、SDXCの対応機器でのみで使用が可能となっています。

一番の特長は、より高速化し、より大容量化されているメモリーカードであるという点です。SDHCを使用した際のデータ速度に比べても、SDXCカードの場合、より高速に転送することができるようになっています。カメラで撮影された画像が高画素化したこと、また、動画がより高画質・高解像度になり、フルHD化されるようになってきたことによる需要に対応したメモリーカードです。

フォーマットには、Windows Vista以降使用されている「ex FAT」が使われていて、一つのファイルにつき最大で160億GBまでの容量が作成可能となっています。取り直しも可能なデジタル一眼レフでは、枚数を気にせず撮影したいという人も少なくないでしょう。ストレスなく、デジタル一眼レフで撮影をしたいと言う場合には、容量も十分なSDXCカードを使用することをおススメします。

メモリーカードのスピードクラスとは

SDカードには、サイズと容量のほかに、スピードクラスという性能を判断する指標があります。データの読み込みや書き込みの転送速度によって種類が分けられていて、その種類には大きく分けて2つあり、一つが「SDスピードクラス」、もう一つが高速対応規格でSDインターフェースに対応した「UHSスピードクラス」です。

さらにそれぞれが、データの最低転送速度によって分けられていて、例えば、SDスピードクラスの場合、転送速度が1秒につき2メガバイト以上のものは「class2」、また、UHSスピードクラスの場合、1秒につき10メガバイト以上のものを「UHS Speed Class 1」としています。

デジタル一眼レフカメラでメモリーカードを使用する場合、このスピードクラスが遅いものだと、画像データの書き込みに時間がかかるため、次にシャッターを押すことが出来るようになるまで時間がかかってしまうことがありますので、シャッターチャンスを逃したくない、連写を楽しみたいと言う人は最低でもclass8から10以上のものを使用することをおススメします。

SDXCカードに設定されている転送速度とは

SDXCカードには、以前のSDメモリーカードやSDHCカードからの大容量化に伴った、「exFAT」へのファイルシステムの変更により、転送速度を高速化するという仕様を目的に作られたものです。

転送速度とは、画像の読み込みや書き込みを一定の時間の間に、転送する最大速度を表した単位ですが、一秒につき、何バイトのデータが転送されるかということを表した秒速メガバイトと呼ばれ、「MB/sec」という表記がなされています。

デジタル一眼レフカメラを使用する場合、先に章で説明したとおり、この転送速度が速いにこしたことはないため、他のメモリーカードを使用することに比べ、SDXCカードを使うメリットはあると言えるでしょう。 ただし、メモリーカードには、それぞれ、使用することが出来る対応機器が決まっているため、使用の際には注意することが必要です。

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